香川大学との共同研究契約締結のお知らせ
当協会は、学校法人香川大学と動物栄養学、臨床獣医学に基づいたウサギ用完全食の研究及び開発を目的とした共同研究契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。
ウサギの生活の質(QOL)を高めるためには、健康的な身体作りが欠かせません。
「食べたモノでしか身体は作られない。」ことを考えると、如何にフードの質が重要かが分かります。
これまで臨床獣医師が監修したラビットフードはいくつか存在していましたが、動物栄養学者が開発に係わったラビットフードの存在は把握しておりません。
動物栄養学者の中で、ウサギの栄養学に携わっている研究者は世界でも200名ほどしかいません。日本で唯一、現役で研究されている香川大学の川﨑浄教農学博士と当協会の理事でウサギの診療実績が豊富な齋藤将之獣医師が、ヒトと暮らすウサギの健やかな成長と健康の維持のために、新しい理想的なラビットフードを研究、開発することになりました。
今回の研究開発では、昨今の消費者である飼い主様を意識した過剰なまでのフード開発とは一線を画し、とてもシンプルなフードの開発を目指します。
それは、牧草を主食として育てていく中で、ウサギに必要なエネルギー量と栄養素のバランスを考慮し、 ウサギ特有の消化システムに則った十分に吸収できる形のラビットフードです。
今後私たちは、エビデンスに基づいた、真にウサギの適切な発育と健康の維持に資するフードを開発してまいります。