【検査結果のご報告】コンプリートケアシリーズのPFAS分析について

2026年2月12日、愛媛大学の研究グループより、市販の犬猫用ペットフードからPFAS(有機フッ素化合物)が広範に検出されたとの研究発表がありました。
(参考) 愛媛大学 沿岸環境科学研究センター 発表資料

当協会ではこの研究発表を重く受け止め、当協会のフード「コンプリートケアシリーズ」について、第三者検査機関にて PFAS(PFOSおよびPFOA) の分析を実施いたしました。
動物の健康と福祉(アニマルウェルビーイング)を最優先に考える立場から、その結果をすべて公開いたします。

▼検査結果(詳細PDF)
検査成績書:PFAS分析結果(2026年3月24日発行)

【分析結果まとめ】

分析手法:LC/MS/MS法( 液体クロマトグラフィー-タンデム質量分析法 )

  • コンプリート1.0
    • PFOS:不検出(定量下限 50 ng/kg未満)
    • PFOA:不検出(定量下限 50 ng/kg未満)
  • コンプリートレスキュー
    • PFOS:不検出(定量下限 50 ng/kg未満)
    • PFOA:検出(521 ng/kg)

※1 ng/kg(ナノグラム/キログラム)は、 10億分の1(ppb)レベル の極めて微量な単位です。 今回検出された 521 ng/kg(= 0.521μg/kg )は、一般に環境中の水や土壌、食品などからも検出が報告されている範囲の濃度です。

また、パッケージ袋については、製造メーカーより不検出との報告を受けております。

さらに、カニクイザルを用いた毒性試験では、無毒性量(NOAEL)は 0.15 mg/kg 体重/日 と算出されています。今回の検出量はこのNOAELと比較しても極めて低く、ただちに健康被害を憂慮すべき段階ではなく、許容範囲であると考えております。

しかしながら、今後はさらに原材料の調査を行い、原因の特定に努めてまいります。

【当協会の考え方】

PFASは環境中に広く残留する物質であり、食品や水など様々な経路から微量に検出されることが知られています。 人の食品安全分野において耐容摂取量などの指標が示されていますが、これらは人を対象としたものであり、うさぎをはじめとする動物にそのまま適用できるものではありません。 動物における長期的な影響評価や公的な基準については、現在も世界中で研究・議論が行われている発展途上の段階にあります。 そのため当協会では、特定の基準との単純な比較による評価ではなく、

  • 検査結果はすべて公開し、透明性を確保すること
  • 最新の科学的知見に基づき、継続的に検証を行い、必要に応じて追加の調査や分析を実施すること

を重要と考えております。

私たちはこれからも、エビデンス(科学的根拠)に基づいた透明性の高い情報提供を行い、飼い主の皆さまと共に「うさぎの健やかな暮らし」を守り続けてまいります。

なお、本検査は特定ロットを対象とした結果であり、製品全体の恒常的な値を示すものではありません。

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